『1ポジ から 1000ポジ へのみち』
- No.7
- 2015年5月8日
- 読了時間: 2分

ポジ №7 スーパーのおばあちゃん。
ある日、スーパーにいきました。
地産地消コーナーを見ていたら、
知らないおばあちゃんが
「これは、なんて書いてあるかね??」
と聞いてきた。
「”あまなつ”ですよ。」
おばあちゃん
「これはジュースになるかね?
おじいさんが自分でジュースをつくるんだけどね…」
おばあちゃんは話し始めた。
次から次とお話が展開した。
その日はなぜか
自然とのんびりそのお話をきいていた。
おばあちゃんの繰り広げるお話に
「そうなんですね~。」
「へぇ~。」
とほぼ相槌をうってるだけ。
ときどき
「こう思いますよ~。」
「こんな風にも言いますよ~。」
くらいのことを少し言ったくらい。
おばあちゃんは、
お話がどんどん出てくる、出てくる。
「こんなこともあった。」とか、
「こうだったのかも。」とか…いろいろ。
ふと。。。
おばあちゃんの話を聞いていたら気づいたことがあった。
自分の親の話をこんなふうに聞いたことないな~、と。
身内って、
あらためて話さなかったり、
意外と感情がでてきて話しにくかったり…。
”親の話もこんなふうに聞いてあげられたらなぁ”
なんて思った。
親になかなか出来ないから、
このおばあちゃんがチャンスをくれたのかしら?
。。。
おばあちゃんは、30分くらいしゃべり続けたあと、
「あんたの話を聞いてたら、ちょっと考え方を変えてみよう。」
と言って、喜んでくれていた。
私はほとんど何も話してなくて、
おばあちゃんがしゃべりながら
自分で気づいていった。
みんな話したいことがたくさんあるんですね。
お話を聞いていただけで
こんな風に喜んでもらえて、
なんだか親孝行できたみたいで嬉しかった(^-^)
思い出した言葉がある。
『恩送り』
誰かから受けた”恩(めぐみ、いつくしみのこと)”を
直接その人に返すのではなく別の人に送ること。
そして、その送られた人が
さらに別の人に渡す。
そうして”恩”が世の中をぐるぐる回ってゆく。
江戸時代には普通にあったそうです。
素敵な言葉・習慣が日本には昔からあるんですね。
おばあちゃんに、いろんな気付きをもらいました。
ワンポジ♪ ワンポジ♪
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